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ウェディングスペース・レガーレ

縮小する市場、多様化するニーズ、脱画一化…。この十数年間のブライダル市場は、まさに混沌とした状況だった。ジミ婚のブームではホテル業界が悲鳴を上げた。婚礼家具も、すでに過去の風習になりつつある。婚礼写真や引き出物などにかける経費も最低限に抑えられている。一方で、レストランウェディングやガーデンウェディングといった個性的なウェディングを提案するプロデュース会社が勢力を拡大している。県内でもこうした会社が人気を集めており、昨年、フォトスタジオと美容室、レストランがコラボレートするウェディングスペースが高知市新本町に誕生した。

ブライダルというキーワードで結ばれた複合施設

 昨年8月1日にオープンしたウェディングスペース・レガーレ。レガーレとは、イタリア語で「結ぶ」という意味。多目的ホールと本格イタリアンレストラン、フォトスタジオ、ビューティーサロンが一堂に集まった、まったく新しいウェディングのための複合施設だ。
 ビルのオーナーであり、レガーレの中心にあるのはオカベフォトスタジオ(有限会社オカベ)。レストランは、高知市内でイタリアンレストランを展開しているラ  ヴィラ・ヴィテス  アヴァンツァーレ。ビューティーサロンは、ヴィソワ・ミギワが入居している。これらのプロ集団をまとめ、トータルにプロデュースするのが、有限会社オカベのプロデュース部門である、ビル名と同名のレガーレだ。
 それぞれが、写真、飲食、ビューティーサロンとしての歴史と実績を持ち、単体でのビジネスでも高い評価を受ける存在。レガーレというビルの誕生によってここに結ばれた。
 「ウェディングの形が大きく変わってきている中で、この先の変化も予測がつかない状態。写真館としての単独事業に危機感を持っていました。そこで、建物を造るに当たって、優秀なパートナーと一緒にコラボレートする道を選びました」(有限会社オカベ 代表取締役 岡部憲弥氏)。
 皿鉢文化の根強い高知県で、レストランウェディングにどれだけの需要があるのか、業界の注目を集めている。

個性的で都会的な印象の建物と、
プロ集団の質の高いサービスが見事にマッチ

 シンプルで洗練されたデザインの建物に、鮮やかなオレンジのポイントカラー。都会的な印象を与える外観は、これまでにない個性的なウェディングの場としての印象を充分にアピールしている。
 こうしたイメージや個性を大切に考える顧客の要望に、それぞれのプロフェッショナルたちが質の高いサービスで応えている。

始まりは、レガーレ

 オンリーワン・ウェディングを提案するレガーレ。ウェディングプロデュースの専門スタッフが常駐しており、ビルの窓口として、営業部門的な役割も果たす。各店との連携を図りながら、顧客の要望をカタチにしている。今後は、ウェディングだけでなく、各種イベントやホール利用についても、積極的にプランニングしていく考えだ。

ブライダルのスペシャリストとしてビルを牽引するヴィソワ・ミギワ

 長年の経験と豊富な実績で、ヘア&メイク、ブライダルのスペシャリストとして知られるヴィソワ・ミギワ。より美しく輝いてもらうためのコンサルティングとメイクマジックに定評があり、固定客も非常に多い。
 完全個室のエステルームも完備し、ブライダルエステやダイエットなどのトータルサポートも行う。オーナーである元植みぎわ氏は、レガーレにおいても頼れる存在だ。

本格イタリアンによるレストランウェディング

 洗練されたインテリアとシックな雰囲気。レストランウェディングにふさわしい格調高さとホスピタリティーあふれるサービスに、これまでの披露宴にはない感動を与えてくれるラ  ヴィラ・ヴィテス  アヴァンツァーレ。
 旬の食材を生かしたシェフ渾身の一皿一皿に、専属ソムリエがセレクトしたワイン。コース料理ならではの満足感が、記憶に残るレストランウェディングを演出する。通常日は、ランチ、ディナーでも人気のレストランだ。

ブライダル写真を手掛け、30年

 昭和52年に創業し、多くのブライダル写真を手掛けてきたオカベフォトスタジオ。新しくなったスタジオでの撮影、開放的なオープンテラスやホールなど、空間を生かした感動的でメモリアルな写真を提供している。レガーレの中心事業主として、PR活動なども行う。

相乗効果と課題

 同じビルに集まっているということそのものも大きなメリットだが、それ以外にも入居する店舗間での相乗効果が生まれている。レストランに訪れた客が、次回、美容室を利用する場合や、その逆もある。また、ウェディングに訪れた招待客の各店への再来店もあり、それぞれの店舗の一般営業への相乗効果が見られるようだ。
 「今後は、レガーレでウェディングをされた方が、1年後、2年後といった記念日に、レストランでの食事や撮影、そのためのヘアメイクをするといった、新しい継続的な顧客との関係も創り上げていきたい」と岡部氏は言う。
 見えてきた課題もある。レストランウェディングの需要の低さと、レガーレそのものの認知度の低さ。立地としても、これからの場所だと言っていい。「来年3月には高知駅が高架になる。車や人の往来が増えれば、さらに認知してもらえると思う。イベントの開催やPR活動についても検討課題。一体感のある取り組みがもっともっと必要になってくると思います」(岡部氏)。

 

 ブライダルというキーワードで結ばれてはいるが、各店はそれぞれ独自の戦略とノウハウ、理念を持って顧客と向き合っている。なれ合わず、自らのビジネスを全うしながら、必要とあらば、強力に連携する。それぞれに勝ち残る力があって初めて成功する連携。刺激し合う関係でもある。刺激し合うことで、新たなサービス創出の可能性もある。各店の躍進とともに、レガーレの発展に期待したい。

ウェディングスペース・レガーレ

高知市新本町2‐3‐17 TEL088‐875‐3458
営業時間/10:00〜19:00 定休日/月曜日 
http://www.legare.co.jp/

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