|
現在位置:トップページ>ビジネスレポート>株式会社四万十ドラマ
株式会社四万十ドラマ
「作る」 「学ぶ」 「考える」施設、道の駅「四万十とおわ」がオープン。

経由地でもあり、目的地でもある。
滞流型の施設を目指したい
絶景のロケーションに誕生
道の駅「四万十とおわ」が四万十町十和川口(旧十和村役場下流2km)に7月1日、オープンする。四万十川の美しい景観を間近に望む絶好のロケーションに位置し、直販所やレストラン、トイレなどの建物をはじめ、足元のデッキや商品棚や細かな建具にいたるまで、四万十特産の桧をふんだんに使った建物となっている。駅全体に漂う桧の香りと、目に映る四万十川の風景。訪れるだけで癒されていくような、四万十川の新たなスポットの誕生だ。
「四万十とおわ」は、十和おかみさん市のメンバーなど、地元生産者らが作る一次産品や加工品の出荷場も兼ねており、毎日多くの産品が持ち込まれ、同施設内の直販所や県内外の販売店へと出荷される。
施設内のレストラン(とおわ食堂)では、こうして持ち込まれる新鮮な野菜のほか、四万十の天然鮎、川エビ、青のり、十和ポークなど、地元を代表する食材を使った料理を提供。また、駅で販売される商品はできるだけ地元産、県産の商品にこだわるなど、地域色豊かな物産販売を目指している。
四万十ドラマが運営
指定管理を行うのは、四万十川中流域の特産品開発や情報発信を行う株式会社四万十ドラマ(由類江秋穂社長)。同社は、四万十川流域の天然素材を活かした商品開発や特産品の販売を手掛ける地元企業。四万十川をテーマに本当の豊かさについて考える会員組織【RIVER】の運営や情報紙の発行など、四万十の魅力を全国に発信し、田舎と都会を結ぶことで地域の活性化に取り組んでいる。
平成6年に第3セクターとしてスタートし、平成17年には完全民営化。株式会社となった。現在、従業員数18人、年商約1億4千万円。道の駅の指定管理者となった今年度は、年商2億2千万円を目指している。
経由地から目的地へ
道の駅「四万十とおわ」のイメージは「滞流型」。「移動の経由地、休憩所でありながら、滞在型を強く意識した道の駅。トイレ休憩や食事、買い物のために立ち寄るだけの場所ではなく、観光拠点としての機能も持ち、目的地としての魅力を持った施設づくりを目指しています」(四万十ドラマ 畦地専務)。
具体的には、茶摘み、紅茶づくり体験や椎茸の収穫体験などの農産体験を通じて「学ぶ」「作る」「考える」機会を提供していく考えだ。同社では、グリーンツーリズムならぬ「四万十ワーキングホリデー」と呼んでいる。
そのほか、地域の観光サービスとも連携し、川遊びや山歩きといった自然の楽しみ方も提案する。
四万十ドラマらしさが凝縮
これまでに数多くの四万十の産品を独自の視点で商品化し、四万十の新たな価値創造に貢献してきた同社。四万十を愛する地域の人々や全国のファンの声を聞き、自然とともにある豊かな暮らしをモノや情報として発信し続けてきた同社の思いが、道の駅「四万十とおわ」の随所に盛り込まれている。
十和地区では実に40年ぶりとなる紅茶製造の復活や紅茶づくり体験の実施、四万十特産の栗や四万十源流米十和錦、山塩、ユズなどの地元食材を使ったオリジナルアイスの開発、おかみさん市の野菜を使った生搾りジュースの実演販売など、同社らしいものづくりやサービスの提供で県内外からの集客を狙う。
特に、国道381号線「はげバイパス」の供用開始を受け、宇和島・愛媛方面からの集客にも力を注いでいく考えだ。
また、おなじみの新聞バッグも店頭で販売。500円で購入できるが、後日来店時に返却すれば500円を返金する貸出制度も導入する。これも四万十ドラマらしさが伝わってくる取り組みだ。
四万十中流域の活性化で高い評価を受けてきた同社の姿勢や取り組みが、観光施設でありながらサービス業の側面が強く求められる道の駅経営にどう生かされていくのか、今後も注目したい。
四万十発信で数多くのヒット商品を手掛けてきた
株式会社四万十ドラマ(道の駅四万十とおわ内)
高岡郡四万十町十和川口62-9 TEL:0880-28-5527
通信販売サイト http://shimanto-tennen.com/
∧ページTOPへ 記事一覧へ>
|