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ひまわり乳業株式会社 代表取締役社長 吉澤文治郎さん(43歳)

「牛乳は生活の一部。おかげで体だけは丈夫です。」

 斬新な新商品の開発や、生産者の見える商品づくり、餌からこだわった牛乳の提案など、地元の一次産品にこだわった地域企業ならではの戦略で根強いファンを獲得しているひまわり乳業株式会社。その中心にいるのが、2月4日付けでひまわり乳業株式会社の代表取締役社長となった「ひまわり太郎」こと、吉澤文治郎氏だ。ひまわり乳業の社長として、高知街ラ・ラ・ラ音楽祭実行委員長として、そして「ひまわり太郎」として活躍する吉澤氏の横顔を紹介する。


創業者の孫ということもあって、牛乳との関わりは人生そのものといったところでしょうか。
 「もう、好きとか嫌いとかといったものではなかったですね。朝食でも、ごはんにみそ汁と牛乳なんてのも普通だったし。それに、中学生まではこの場所(与力町の本社)に実家がありましたから、牛乳が瓶詰めされて配達されていくのが、一日の始まり。忙しいときには手伝ったりもしてました。まさに牛乳は生活の一部だったんです。」



良かったこと感じることは?
 「食卓には必ず牛乳ですから、よく飲んでいたと思います。そのおかげで非常に健康でした。小学校6年間で休んだことは一度もありません。間違いなく牛乳のおかげ。体だけは丈夫なんです」


では、運動部で活躍されたとか?
 「いえ。中学・高校と土佐だったのですが、ブラスバンド部でした。でもこれが、なかなか体育会系なんです。肺活量を鍛えなくちゃなんないですから、腹筋やランニングなどは、運動部並みにやってましたね。
 土佐高ブラスバンド部というのは、中学1年から所属して、高校2年の春で終わり。ほとんどが中学生で、高校生の大会に中学生から出場するんです。それでも、高知県代表で四国大会なんかにも出場していました。でも実は、私らが幹部の高校1年の時、皆さんもよくご存じの明徳という学校ができまして、とうとう負けてしまいました」


土佐高といえば高校野球。甲子園にも行かれたのですか?
 「中2の夏と中3の春に行きました。当時は、一度現地へ行ったら負けるまで帰ってきたりしなかったですから、近隣の幼稚園なんかに泊まり込んで試合日を待つんです。貴重な経験でしたね。
 当時から土佐高は、全力疾走野球で知られていましたが、ブラスバンド部にも同じような精神があって、出先ではとにかく掃除をするんです。応援に行っても、次の試合がない限りはとことん掃除する。甲子園だったら、アルプス席全部。
 実は、甲子園準々決勝第4試合で負けたことがあったんですが、次の試合がないので、1時間以上かけてスタンドを掃除したんですね。そうすると下のゲートが開いて、係員の方が『ゴミはここへ集めてください』と。その時、隙を見てグラウンドに駆け込んで土をかき集めたんです。私の宝物でした。今はどこへやったのかわかりませんが(笑)。」


その後は?
 「ブラスバンド部を終えて、仲間6人でバンドを結成しました。バンド名は『ローファット』。当時、秦泉寺の私の家で練習していたんですが、バンドの名前を決める時に、偶然机の上にひまわりの牛乳があったわけです。それで『ローファット』。私はサックスで、あとギター、ベース、ドラムス、ピアノ、トロンボーン。ロックとジャズの間、今でいうフュージョン系の音楽をやっていました。
 私自身は、大学でも、就職後もジャズを続けて、10年くらいは真面目にやってましたね。今は見る影もありませんが(笑)。」


そうした音楽との関わりが、高知街ラ・ラ・ラ音楽祭の発起につながったわけですね。
 「見る人、やる人みんな一緒になって楽しめるようなお祭りがあって、それに人が集まってくる。そんな何かができないかということで、仙台の定善寺ストリートジャズフェスティバルを参考に、高知街ラ・ラ・ラ音楽祭を立ち上げたんです。今年で3回目となりますが、この音楽祭を通して、高知でもいろんな人たちがいろんな音楽を楽しんでいることを知ることができました。こんな人たちのネットワークや演奏の機会をもっともっと作っていければ、少しでも高知の街を元気にしていけるのではないかと考えています。」


本業との両立も大変ですね。
 「趣味の世界といえばそうなのですが、高知が好きという思いで始めたこと。高知で商売をさせていただいていることを考えれば、多少のつながりは感じています。」


御社のホームページには、「ひまわり太郎」というキャラクターがこてこての土佐弁で、健康のことや土佐の自然や歴史について発信されています。本人でいらっしゃいますね?
 「本人です(笑)。当初は、毎日ホームページを見に来ていただくために、毎日更新されるコラムがあればと、『ひまわり太郎』が語る健康コラムが始まりました。私自身が責任を持って書いています。だから『ひまわり太郎』は牛乳や健康に詳しくて、ちょっと歴史好き。もろに自分自身に重ねてしまってますね。純粋に楽しんでます。『ひまわり太郎』だから言えることもありますし。」


「ひまわり太郎」の発言から、さりげなく企業理念が伝わってきます。
 「高知の自然に恵まれた一次産品を使って、健康に良いものを作っていくのがわれわれの仕事。どうしても高知の自然や牛乳、健康のことについては、こだわってしまいますね。他にも高知のこと、歴史のことなど、いろいろと好きなことを書いて、お気楽にやっていきたいと考えています。」


これからも多忙な日々が続きそうですが。
 「今後は仕事の方に重きをおいていく考えですが、頭や体をリフレッシュするためにも、街づくりのような活動や音楽などバランスを考えながら活動していききたいところですね。」

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