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大河ドラマ「功名が辻」高知県推進協議会 事務局長 伊藤 和行さん (48歳)
県全体、県民全員で「土佐二十四万石博」を盛り上げていきたい。

2006年1月、高知県観光業界の熱い期待を乗せてNHK大河ドラマ「功名が辻」の放送が始まった。その内容や視聴率については別の話として、全国放送、しかも大河ドラマでこの高知県が舞台になるわけで、観光ビジネスを中心に県内の企業全体が”大河需要 “にあやかりたいところだ。すでに一豊や千代を冠した商品開発やキャンペーンを行っている企業もある。そして、満を持して大河ドラマ「功名が辻」高知県推進協議会の主催する「土佐二十四万石博」が4月1日、始まる。
今回のプライムパーソンは、その中心にあって東奔西走する事務局長の伊藤和之氏をお迎えした。
準備期間は大変なご苦労だったと思いますが…
ご存知のとおり紆余曲折ありまして、現在の形での開催が決定しました。
会場となる高知城は国の史跡ということもあり、クリアしなければならない条件が非常に多く、いつオープン可能かの見極めが必要でした。オープン日を4月1日とした際にも、大河ドラマが始まって3ヵ月後にオープンしても…という声もありましたね。
また、許可が出るまでの11月下旬くらいまで、予定日にオープンできるかという大きな問題も抱えていました。さらに言えば、9月まで博覧会の内容が決められないという状況だったわけですから、事前告知も十分にできないスタートでした。パンフレットやポスターなどツールの準備やPR活動を開始したのが9月中旬ですから、このオープンに盛り上がりのピークを持ってくることは、無理があったのかもしれません。
放送も始まって、徐々に盛り上がってきたところでしょう
やはり放送が始まったことで、旅行代理店からの問い合わせも多くなってきています。とはいえ、地元の盛り上がりはまだまだこれからですね。博覧会のオープンを機に一気に盛り上がってくれるものと信じています。
皆さんもよく目にしておられると思いますが、のぼり旗なども既に無くなっており、3000本が県内ではためいている状態。開催することそのものは、徐々に浸透していることと思いますが、やはりまず県内の皆さんにどんどんご来場いただいて、初めて盛り上がっていくのだと思います。
民間企業の皆さんもお取引先様や出張でこられた方を、ぜひ案内していただきたいと思います。
大河ドラマへの期待感が大きすぎるというとらえ方もあるが
一年間という長い間放送され、しかも物語の集大成が高知ということですから、これは放送局がどこであれ、非常にありがたいこと。大阪や名古屋、東京と行った首都圏と違って、高知の場合はなかなか取り上げてもらいにくいのが実状。千載一遇のチャンスであることは間違いないのではないでしょうか。
だからこそ、県も市も財政の厳しい中、金額的に大きな助成を行っているわけですから、県全体で、民間企業の方も一緒になって盛り上げていっていただきたいところです。
県内企業にとってもチャンスだと?
「土佐」や「高知」といったキーワードがこの一年、いろいろな場面で話題となることは間違いありません。こうした機会をぜひ生かしてもらいたいところです。
直接的には、お菓子や食品など、功名が辻や一豊と千代、二十四万石といった言葉に絡めて商品化を検討されたり、やなせたかし先生のキャラクターも活用されたりと、県内外でより多くの方に対してPRに使ってもらえたらと考えています。
これは非常にオーソドックスな例えでしたが、他にもいろんなビジネスチャンスがあるはず。私自身は、行政の人間で民間企業の皆さんの様な発想力に欠けています。ひょっとすると観光だけでなく、様々な分野でチャンスがあるかもしれない。ご相談いただければ、できる限りのご協力をさせていただきます。
キャラクターについても利用しやすくなったとか
当初3%ということでロイヤリティの設定をしていましたが、厳しいという声も多く、現在は1%、販売以外で使用する場合は無料となっています。
我々事務局のPR不足もあって、まだまだ活発な利用には至っていませんが、シールなども作り無料でお配りしていますので、既存の商品に貼っていただくことも可能です。
いよいよオープン。事務局の緊張が伝わってきますね
県民の皆様、各業界の皆様の期待に応えていくには、経験者もいない状況で不手際もあるのではないかと思います。しかし、会期は9ヵ月もあるわけですから、日々改善しながら少しでもいい方向に向かうように努力していく考えです。
ですから、ご来場いただいた方には気がついたことやご意見など、ご指摘をいただきながら、誠心誠意対応していきたい。そして最終的にたくさんの方に来ていただければいいですね。
博覧会の見どころを教えてください
まず県外の同様のイベントと違って、一豊・千代夫婦の集大成である高知城のお堀の中で開催されています。この高知城という文化財をもう一度見直し深くその歴史に触れられることも大きな魅力。
もちろん、博覧会の目玉である、「夫婦愛」と「出世物語」をテーマに、二人の出会いから土佐一国一城の主となるまでを、楽しくわかりやすく紹介する大河ドラマ館。そして、国の重要文化財である高知城本丸に往時のお城の全景や築城の様子を再現したジオラマ展示や県立文学館での企画展なども必見です。
また、会場内大型テントで行う「ふるさと交流市」では、土佐のおいしいものを提供します。これは、会期40週間中、週替わりで県内市町村の観光PRをしており、まさに全市町村参加の博覧会となっています。
その他、カフェや特産品販売、パラソルショップなど大人から子どもまで楽しめるイベントとなっています。
旅館や観光業界のホスピタリティにも期待したいところですね
大河ドラマ自体は一過性のこと。しかし一過性であっても、多くの方が来高されることは間違いありません。その際、いかに高知にいい印象を持ってもらうか、電話一本の応対や道を尋ねられた時の応対など、ちょっとした人の対応で、高知県の印象ができあがってしまいます。
ハード面で勝負するのは地方にとって難しいが、お金をかけずにできることがたくさんあるのではないでしょうか。県民全員が観光案内をするつもりで気持ちよく観光客をお迎えしてもらいたい。また高知へ行きたいという気持ちになってもらえる、高知を好きになってもらえる対応をお願いしたいところです。
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