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カラーフロアPERSONAL 大倉 美知子さん

県内カラービジネスのパイオニア

2007年秋号掲載
土佐ワーキングウーマン
〜高知を元気にする女性の力〜


 社会に出て働く女性の多い高知県。経営者として手腕をふるう女性もいれば、多くの部下を持ち一線で活躍する女性や、ベンチャーを起業する女性、社会起業家、個店経営者・・・。 高知県では非常に多くのワーキングウーマンが活躍している。どの女性も高感度で、女性らしい柔らかな発想と男性にも負けない推進力を併せ持つ。そして「はちきん」らしく明るく元気だ(もちろん県出身者ばかりではないのだが)。しかしその存在感は、「はちきん」という言葉では説明できないほど、多才で魅力的。
 この特集では「土佐ワーキングウーマン」と題し、一部ではあるが県内外で活躍する高知の女性たちにご登場いただいた。


カラーフロアPERSONAL 大倉 美知子さん
(AFT認定 色彩講師、AFT認定 カラーデザイナー、文科省認定 1級色彩コーディネーター)
県内カラービジネスのパイオニア


 人でもモノでも、第一印象がその後のコミュニケーションや好き嫌いに与える影響は大きい。その第一印象を大きく左右するのが、いわゆる見た目。色や形だ。特に色の持つ影響力は大きいとされ、様々な研究もなされてきた。近年、人によって似合う「自分色」というものが存在するというパーソナルカラーの理論が確立され、カラー診断というビジネスも生まれている。カラーフロアPERSONALの大倉美知子さんは、個人のカラー診断からカラリストの養成、商店街や企業の色彩設計にいたるまで、県内外で幅広く活躍するカラービジネスのパイオニアだ。


 大倉さんがPERSONALを開業したのは99年。専業主婦からの転身だった。
 色の世界に興味を持ったのは、自分自身のカラー診断がきっかけ。「どんな色が似合うか知っておけば、買い物の時間もお金も節約できると思った」(大倉さん)。1年越しの予約で、東京まで足を運んで診断を受けた。
 その後、ライフワークのつもりで色彩の勉強を開始。95年に色彩検定が文部科学省認可の資格となり、99年には高知でも検定を受けられるようになったため、資格を取得。自宅内にサロンを開業した。
 身近な知人にのみ知らせた開業だったが、口コミで評判が広がり、多くの予約が舞い込んだ。「当時、カラー診断ができる専門家は少なく、東京でも2カ月3カ月待ちという状態。県内にもアンテナを張って待っていた方がいたんですね」。
 大倉さんは、カラー診断だけでなくプロ養成のためのスクールの実施や、企業・町並みなどの色彩設計の分野にも積極的に取り組み、現在、四国だけでなく中国・関東など全国でカラーアドバイスやセミナー講師として活躍している。


 PERSONALの業務は大きく4つ。まず、個人を対象にメイクやファッション、バッグやネクタイなどの小物の、似合う色を指導するカラー診断業務。ショッピングに同行してアドバイスも行う。色選びの範囲はインテリアや住宅にも及ぶ。また、ショッピングする側だけでなく、セールス側も組み込んだ※ 「PCS」(知的所有権取得)というシステムを考案。色を選ぶための診断と提案するための講習が一対となったこのシステムは、新たな販売促進活動としても注目されている。


※「PCS」 Personal Color System(Shopping) とはカラー診断された消費者が、講習を受けたショップで、ショッピングするシステム。


 次に、企業を対象とした、商品、パッケージ、サインなどの広告、店舗の内外装、商品の陳列方法、社員の制服の色など、企業のカラー戦略を設計する色彩設計業務。
 カラースクール業務は、色彩能力検定受検コース(3級〜1級)と、似合う色を診断するパーソナルカラリストのプロ養成コースがある。大倉さんは全国で200名程度しかいない色彩講師資格を持ち、高い合格率を誇っている。
 講師としての業務は、各種学校や商工会、企業などを対象に配色やカラー戦略によるイメージアップについてのセミナーなど。中小企業基盤整備機構登録の中心市街地活性化アドバイザーでもある。


 2年前、現在のショップをオープン。「アパレル関係の方でも、仕事帰りに受講できる」ようにと、夜11時まで利用できるビルを選んだ。期待通りとはいかないものの、スクールでは常時10 名程度の生徒が受講。多くが女性だが、環境色彩について学ぶ行政担当者、インテリアや建築関係の男性受講者もいる。
 まだまだ専門家の少ない業界だけに、後進の教育にも力を注いでいく考えだ。
 カラリストの仕事は、結果や効果を数字で表すことができず、ビジネスとしては理解されにくい面もある。しかし近年、マーケティングにおいて五感の要素を重視すべきという考え方も生まれている。
 「人は目に映る色によって様々な刺激を受けます。ちょっとした配色でその人の印象を明るく誠実に見せたり、親近感を持たせたりすることもできる。屋根の色を変えただけで繁盛店となった飲食店もあります」(大倉さん)。


 専業主婦になる前は、地元銀行で頭取秘書を務めていた大倉さん。柔らかでありながら芯の通った語り口と優れたビジネス感覚は、ブランクなど感じさせない。人と町、企業を明るく演出するカラリストとして活躍のフィールドは今後も広がりそうだ。


カラーフロア PERSONAL
高知市はりまや町1丁目7-6 arkビル 3bフロア(旧矢の久ビル)
TEL090-7620-8686
FAX088-822-7096
http://www.pasocala.com

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