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株式会社サント企画 常務取締役 上島陽子さん

感動を求め続ければ、結果は必ずついてくる

2008年春号掲載
土佐ワーキングウーマン

〜高知を元気にする女性の力〜


株式会社サント企画 常務取締役 上島陽子さん

感動を求め続ければ、結果は必ずついてくる

 香美市土佐山田町の株式会社サント企画。ホテルや葬祭場での生花装飾を主とした生花店の他、ピアノ・エレクトーン教室、0歳から6歳児までの託児所を運営。その中心で、経理責任者として、教師として、時にはフローリストとして活躍する常務取締役の上島陽子さん。花、音楽、そして子どもたちの健やかな成長を通じ、一人でも多くの人々に感動を届けようと奮闘する毎日だ。
会話の気持ちよい人。それが第一印象だ。明るく屈託のない笑顔と、歯切れの良い語り口が印象的で、会話の後には、清々しさに包まれる。
聞けば、先日2月25日に女の子を出産したばかりだとか。「ちょうど支払い日と重なって…」と、出産直後にはひそかに病院に持ち込んだパソコンに向かっていたという。第二子とはいえ、かなりのツワモノだ。すでにピアノ教室や経理の仕事に復帰しており、託児所とピアノ教室の間にわが子を寝かせ仕事をこなす。そのバイタリティに驚かされる。

 サント企画という名前には「花と音楽と子供たち」という「三つの道」の意味を込めている。三つの事業を通じて、地域や地域の人々に「豊かで、感動のある毎日を過ごしてもらいたい」と陽子さんは話す。
売り上げの大部分を占めているのは生花店だが、同社の原点は陽子さんの祖母が始めたピアノ教室。50年前、家財を投げ売って購入したピアノで教室を開き、80歳で亡くなる前日までピアノを教えていたという。
 教室は、子へ、孫へと引き継がれ、今も音楽の楽しさを多くの生徒に伝えている。

 託児所と生花店は、母親の上島千恵子さん(現代表取締役)が始めた。33年前、陽子さんが、病弱で満足に幼稚園に通えなかったこともあり、同じように仕事を持つ親のために、「きちんとした教育が受けられる託児所を」と設立。これまで多くの仕事を持つ母親や保護者たちの支えとなってきた。
生花店は、別の店を縁あって引き継ぐこととなって始めた。右も左もわからない中での創業。やがて陽子さんが入社し、陽子さんの夫らと力を合わせ、音楽教室、託児所、生花店の三つの柱ができあがっていった。

 現在、生花店の葬儀部門を陽子さんの夫が、婚礼部門を弟が担当しており、生花関連の売り上げは同社の9割以上を占める。
「現実は花屋に支えられています。特に託児所は、一時、園児が2人という時があり、本当にやめようかと思いました。でも私自身も困るし、今、ご利用いただいている親御さんにも申し訳ない。1人でもいれば続けていかなければ」。
そして売り上げ以上に陽子さんを支えているのが、園児や生徒、保護者らの笑顔や感謝の言葉。たとえ赤字でも、どんな苦労があっても、「助かりました」「感動しました」の一言で報われるという。

 同社の事業は『感動』という言葉で結ばれている。花々が人生の多くの場面で演出する『感動』はもとより、音楽や、子どもたちの成長に伴う『感動』がある。「『感動』を求め続ければ、結果は必ずついてくる」と陽子さん。数字には表れなくても、それぞれの事業が深く関り合って、結果を生みだしているようだ。

株式会社サント企画
香美市土佐山田町西本町3丁目1-32
TEL 0887-53-2845

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